2017 コミュニケーションデザイン演習2

千葉工業大学工学部デザイン科学科

【第7回】素材制作の続き

今回も、引き続き素材づくりの作業です。

次回からPremiereというソフトを使って動画編集に入りますが、Premiereのエフェクトをあてにするのではなく、イラレで作ったピースをたくさん用意しておきましょう。

 

▶ポイント

以下の点に注意。

視覚情報に関して:

・タイトル文字はイラレで用意しておこう

・実写映像は効果的に使おう

音に関して:

・BGMというより、

 コンセプトに即した「きっかけ音」として有効

・版権に引っかからないものを使おう

 

 

▶みんなの作業風景

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▶次回

来週は、講師の方をお招きして、動画データの作り方を教わります。

遅刻すると、ついていけなくなる可能性が高いのでしっかり準備してきましょう!

 

用意するもの:

・動画編集に必要な素材(アニメーション、文字データ、説明のための図/イラスト、音データなど)

・絵コンテ(見ながら作業します)

・PC(個人のPCで作業する人)

・筆記用具、描画するための鉛筆やペン

 

ちなみに、動画の第一段階の提出〆 6/26

 

 

【第6回】素材作り

※このブログはwindowsで見るとうまく表示されないこともあるようです。演習室のPCでも綺麗に表示されていないようです😓

 

今回から素材作りをはじめました。

ここからは手書きでも、ペンタブ等を使ったデジタル作業でも構いません。

 

▶動画の画面サイズ

1280×720ピクセル(16:9)で製作して下さい。

 

▶ポイント
・柔らかい筆記具を使う

 シャーペン等の細い筆記具は、滑らかな線が描けません。スキャンした時にも見づらくなります。
鉛筆のような、柔らかい線が描ける筆記具を用いると、作業効率も見栄えも良くなります。

 ・イラストレーターで作業している人

 イラレの面倒な作業は、別のやり方や便利なショートカットがあることも多いです!
頻繁に調べてみましょう。

 

 ここでもひとつだけ紹介します!

一つのaiデータの中でつくったアートボードを1枚ずつの画像として保存する際、
一枚一枚に名前と番号をつけて保存していくのはとても面倒です。
以下の手順で、一つ一つのファイルに書き出しすることができます。

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ファイル→書き出し…を押します。

 

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任意のファイル名をつけたあとに、
ファイル形式の下の「アートボードごとに作成」の☑️チェックをつけて書き出します。

 

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これだけで、指定したファイル名に番号がついて別ファイルで保存されます!

動画製作作業に入って行く際に便利です。 

 

 

▶みんなの作業風景

 

 

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フォントをこだわっていて楽しそうです

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キャラクター化するのも良いですね

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▶よかった作品

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ペンギンが歩く時の動き方をよく描けています。A4用紙に大きくたっぷり書いていて、今後イラストとして清書していく時にもやりやすいと思います!

 

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ヒトデの手が一つとれて、成長し、またヒトデになる過程の動きを、iPhoneのスライド機能を使って描けており、分かり易かったです!

 

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ヒレの優雅な動きがこのような形で表現できれば、あとは繰り返して使うことができるので便利です。

 

 

▶次回

次回も、素材作りの続きを行います。
再来週は、講師を招いて話を聞くなど本格的に動画製作の方に入っていきますので、次回のうちにだいたいの素材が出来上がっていると楽です!

【第5回】絵コンテ

今回は、前回作った構造図/フローチャートに沿って、具体的な絵コンテ(動きのスケッチ)づくりに取り組んでもらいました。

ここら辺から、だんだんと作業のペースに個人差が出てくると思いますので、作業の進度別にポイントをまとめます。

 

▶ポイント 

・コンセプトが浮かばない、進まない人へ

興味のある魚に自分なりのキャッチコピーをつけてみましょう。言葉づくりもデザインです。しっくりくるキーワードを早々に思いついた人から、どんどんイメージが沸き上がっているようです。絵と言葉を協力体制させて手を動かしてみましょう。

・コンセプトは決まったけど、マンネリしてきた

導入のタイトルフォントにこだわってみたり、好きな演出を探してみたり、自分が楽しいと思える動画づくりを模索してみましょう。アニメーションは特に、「作り手が楽しんでいるかどうか」が、作品に顕著に表れると思います。もしかしたら、コンセプトを見直す必要があるのかもしれません。

・順調に進み、余力がある人へ

絵コンテの見栄えは、あとからポートフォリオにしたときの見栄えにかなり影響します。自分なりに「それっぽく」見える描き方や筆記具を模索してみましょう。遠藤先生おススメの筆記具はハイユニだそうです(TAの須田は受講当時、シャーペンしか使っていなかったので微妙な絵コンテになりました…)。

また、配られた用紙や付箋の使い方も考えてみましょう。枠が足りなくなったら、付箋で紙を拡張するなどして追加要素を漏らさないようにしましょう。

 

▶みんなの作業風景

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▶よかった作品

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純化されており、画面のレイアウトがリアルに見えてくる絵コンテになっています

 

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上の作品と同様、全体の様相が非常にわかりやすいです

 

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動きが具体的で、シーンが見えてくる絵コンテです

 

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構造や内容のボリュームを、言葉でわかりやすく表現しています

 

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アングルを考慮した描き方がいいですね

 

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タイトルでストーリーを十分に語れています、インフォグラフ的なシーンを取り入れているのもいいですね

 

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切り貼りするなど、構造を何度も見直す工夫がされています

 

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左上にシーン名を記述し、項目で紙を分けています。初めから場当たり的に一連のストーリーを組むのではなく、構造を意識できています

 

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内容が濃く、非常に見やすい絵コンテです

 

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スピード感があり、どんどん手を動かしているのがわかります。かつ全体を見通しています

 

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アングルを意識しており、これを見ただけでも映像が浮かんでくるようです

 

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時間を意識したりと、全体を俯瞰できています

 

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アオリイカの動きがこのアニメの軸であることがわかります

 

▶次回

素材づくりに入ります。今回の絵コンテを家で完成させてきましょう。

絵コンテの紙、スケッチブック、筆記具などは引き続き持ってきてください。